数年前よりがんを患う患者さんが増えてきました。私も少しでも患者様の力になりたいと、最初はがんを鍼灸で改善できないか試みましたが上手くはいきませんでした。
しかし、治療中にお灸をすると白血球の量が増える事がわかり、最初は抗がん剤の副反応の好中球減少の改善施術をしておりました。
白血球が減少し抗がん剤の投与がストップになったり、抗がん剤の副反応の疼痛等が耐えられずに抗がん剤の投与を諦めれる方がおられ、副反応に対しての緩和ケアをメインで施術する事で癌と闘病する患者さんの手助けができる事を確信してまいりました。
そして、勉強していくなかで、がんは治せなくとも副反応に対して鍼灸が有効である事が数々の文献であり、国立がん研究センターでは数年前から副反応に対する緩和ケアが鍼灸を用いてされている事を知りました。 そして、国立がん研究センターの先生ががんの鍼灸緩和ケアのセミナーをされている事を知り緩和ケア技術を学び、現在にいたります。